2012年05月19日

あなたの年金記録、本当に役所にありますか?

下記のチェック項目にひとつでも該当する方は、即刻、社会保険庁にあなたの年金記録を問いただしてください。

□年金手帳がオレンジ
□年金手帳が2つ以上ある
□名前をよく読み間違えられる
□男女とも使える名前
□結婚などで苗字が変わった


年金手帳がオレンジとは


もし、あなたがオレンジの年金手帳をお持ちだったら、開いて見てみてください。国民年金あるいは厚生年金の記号番号のところに、基礎年金番号と統合したという印が押してああれば、問題ありません。
年金制度は過去に何度も改正があり、そのたびに年金手帳の色は変わりました。昭和49年11月に、国民年金と厚生年金が一本化され、共通の「年金手帳」(オレンジ色)になりました。
その後、平成9年1月の基礎年金番号の導入にともない、「年金手帳」は現在のかたち(青色、基礎年金番号記入)になり、国民年金、厚生年金、共済年金に共通のものになりました。また、平成9年1月より、基礎年金番号制が導入されたことに伴い、それ以前に発行された年金手帳(オレンジ色)を持っている人には、「基礎年金番号通知書」が送付されています。
だから、オレンジ色の年金手帳をお持ちの方で、基礎年金番号と統合したという印が押してなければ、青色の年金手帳に切り替わっていないことになります。
ただ、あわてることはありません。いつでも、基礎年金番号に統一することができます。

年金手帳が2つ以上ある


年金制度自体が変遷しており、年金手帳を複数持っておられても何も心配はありません。ただ、それぞれの記号・番号を基礎年金番号へ一本化するための手続きが必要です。手続きは居住地の社会保険事務所でできます。ただし、交付されたすべての手帳や被保険者証は大切に保管してください。
でも、転職の多かった人は要注意です。異なる記号番号が複数あれば、あなたの年金は一本化されていません。それらを探し出して、一本につなげる手続きをしないと、年金をもらうために必要な25年(300ヶ月)の受給資格期間が満たせないという最悪の事態に陥る可能性があります。
これまでの職歴を整理し、社会保険事務所に提出して、過去の厚生年金への加入暦を調べるよう依頼してください。今の状況なら、社会保険庁も協力してくれるでしょう。
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今週の社会保険庁の動き

めまぐるしく動く社会保険庁の消えた年金問題。この1週間のトピックを並べてみました。改めてながめてみると、すごいですね。普通の会社ならとっくに何度も倒産してますね。さあ、では社会保険庁・消えた年金ツアーです。


・社会保険庁村瀬長官ら謝罪のチラシ配る

8日、年金記録漏れ問題が混乱を巻き起こす中、社会保険庁は、村瀬清司長官はじめ幹部を総動員し、全国各地の主な駅前で、謝罪の言葉と年金相談の連絡先を書いたチラシを配った。 参加したのは、本庁、社会保険事務局、社会保険事務所の職員の2割に当たる約3700人。


・社会保険庁のシステムにトラブル

10日、朝から全国約20カ所の社会保険事務局管内の社会保険事務所などで、年金記録を照会するコンピューターシステムが立ち上がらない状態となった。相談に対応できず、同庁が復旧に努めている。


・年金相談、新たにフリーダイヤル設置、語呂合わせは「ロウゴ ナヤミゼロ」

10日、臨時の年金相談窓口を設けたものの、一時、システム障害を発生させた社会保険庁は、11日、新しく「ねんきんあんしんダイヤル」を設置した。その番号の語呂合わせは「ロウゴ ナヤミゼロ」。 ナメとる!


・フリーダイヤル24時間対応はウソ!

11日、「0570」のダイヤルは、午前8時半から午後5時15分までしかかからず、長官自らも配ったチラシで約束した24時間対応も土日対応も裏切られた形だ。社会保険庁・総務課の職員は取材に対して、「そう言われれば、なるほど、そういうふうに取れますね。そこまで気が回らなかった」と話した。


・年金相談ダイヤルに電話が殺到、対応はわずか3.6%どまり

12日、社会保険庁は、年金記録の問い合わせ電話がフリーダイヤルを設置したおとといの朝から丸1日でおよそ47万件寄せられたことを明らかにした。このうち実際に応答できたのはおよそ1万7000件で、わずか3.6%にとどまった。


・「年金、返したい」、社保庁職員装い振り込め詐欺

13日、社会保険庁による年金記録漏れ問題が関心を集める中、京都市内で5月下旬〜6月上旬、社会保険庁の職員を名乗る男が、年金の還付手続きを装って現金自動預け払い機(ATM)を操作させ、金を振り込ませる事件が4件発生し、計約470万円の被害が出ていることがわかった 。


・社保庁年金システム 発注総額1兆4000億円 受注側に15人天下り

14日、参院厚生労働委員会で、共産党の小池晃氏は、社会保険庁や旧厚生省などのOB計十五人がNTTデータ(東京)といったコンピューター・システム関係の発注先企業に天下りしていた、と指摘した。柳沢伯夫厚生労働相はシステム関係の企業には過去、総額で約一兆四千億円の経費が支出されていた実態を明らかにした。 


・年金相談者 今月に40万人余

14日、社会保険庁の年金の加入記録が正しく管理されていない問題を受けて、全国各地の社会保険事務所に年金の相談に訪れた人は、今月に入ってからだけでも、少なくとも40万人余りに上ることがわかった。

・自民年金調査委、元社保庁長官から意見聴取

15日、社会保険庁が年金記録をずさんに管理していた問題で、自民党の「年金問題緊急調査対応委員会」は97年に基礎年金番号を導入した当時の社会保険庁長官だった佐々木典夫・船員保険会会長を党本部に呼び、当時の状況について聞き取り調査を行った。
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新たに未登録記録 旧式原簿1430万件の中にも

5000万件の不明年金問題で揺れる国会で、6日、新たに保険料納付記録の記入漏れがあることが明らかとなりました。

これは、旧式の手書き原簿に基づく厚生年金の保険料納付記録が1430万件あり、その中にも数百万件にのぼるデータが社会保険庁のコンピューターに入力されておらず、基礎年金番号と統合されていないというものです。

これは民主党の長妻昭氏の質問に答えるカタチで明らかとなりました。

新たに発覚したのは、1954年3月までに勤めを辞めた人の記録です。該当する人は現在60歳代後半以降。戦死者が相当数含まれているようです。当然、すでに年金をもらっている方々です。

こうした記録は「旧台帳」と呼ばれる手書きの台帳に記録され、マイクロフィルム化されて倉庫に保管されているそうです。 質問に立った民主党・長妻昭氏(民主)は「5000万件の照合を優先する政府方針は意味がない」と批判しました。まさにその通り!

なぜ、こんなずさんなことに? 
そもそも社会保険庁の職員の作業時間がまったく足りなかったようです。彼らは50分作業すると15分休む、というルールを労使で合意し、さらに1日の作業量を10,000タッチと決めていたようです。あるテレビニュースで、キー入力に慣れた人が人名を入力する実験をしていましたが、10,000タッチに要する時間はなんとたったの35分。

結局、社会保険庁の連中は公然とサボタージュをしていたのです! 
さらにそこまで労働を守られながら、実際の入力作業はパートを使ったらしい。そして社会保険庁職員によるチェックは一切されなかったとか。

このような重要なデータの入力は、二人で読みあわせをして場合によってはダブルで照合するのは当たり前! こいつらなめとる!

社会保険庁は保険料のつまみ食いを相当派手にやっており、未払いがないと破綻するのです。保険金を払わなかった保険会社が問題になりましたが、もう社保庁は解散しろ! そして保険料をすみやかに返還せよ! そう叫びたくなりますね。
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いったい社会保険庁とは

社会保険庁は厚生労働省の外局です。担当業務は次の通り。

・政府管掌健康保険:被保険者数1968万人、被扶養者数1789万人
・船員保険:被保険者数9万人、被扶養者数16万人
・国民年金:20歳以上の全国民が加入対象
・厚生年金保険:民間会社で働く給与所得者が加入対象

社会保険庁のトップは社会保険庁長官。地方支分部局として北海道社会保険事務局から沖縄社会保険事務局まで、都道府県単位の社会保険事務局が設置されています。社会保険事務所はその傘下となります。

従って、社会保険庁の管理総責任は厚生労働省にあり、現時点でのトップは柳澤伯夫(やなぎさわ はくお)氏ということになります。ええ、あの「産む機械」発言の柳沢大臣です。今年の1月27日のことでした。与党を含む女性国会議員が一斉に反発をしましたが、安倍首相はかばい切りましたね。

さて、この社会保険庁の担当業務の中でも、とりわけ問題視されているのが国民年金制度です。仮にオペレーションにミスがなかったとしても、もはや仕組みそのものが破綻してきているといってもいい状態だったのです。

すなわち、人口構造が釣鐘型となり、団塊の世代をピークに実にいびつなカタチで老齢人口の増加が進展しています。もはやピラミッド型の人口構造ではすでになく、これに少子化が拍車をかけています。少子化はもはやハドメがかからず、国民年金は袋小路のどん詰まりへまっしぐらに突き進んでいるようにしか見えません。

仮にオペレーションにミスがなかったとしても、そうなのです。ところが社会保険庁の仕事ぶりは乱脈をきわめました。意味もない箱物を全国に建てまくり、赤字のまま閉鎖しています。このほか、これまでにも国民年金保険料未納情報に関する個人情報の漏洩、個人情報の業務外目的での閲覧、社会保険庁幹部職員の収賄罪逮捕、年金保険料の不正免除等の不祥事が相次ぎました。

そして、今国会で問題視されているのが消えた年金、5000万件です。支払い実績があるのに誰が支払ったか分からなくなったものが、なんと5000万件もあるという事実!

その主たる原因は、社会保険事務局職員のミスです。加入者の移動をきちんとフォローできていなかった、加入氏名をカタカナで管理していたので同姓同名や読みを間違えて宙に浮いた、電子化の際にインプットミスした、電子化後に紙を廃棄した、などなど・・・

とてもプロの仕事ではありません。誰かが当然責任をとらないといけないでしょう。民間企業でこんな失態を冒せば、その会社はつぶれるでしょう。誰一人、この件では頭もさげていないのですよ。
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消えた年金、宙に浮いた5000万件

社会保険庁に支払い実績はあるのに誰が払ったか分からなくなった年金が実に5000万件もあるという奇っ怪な話。消えた社会保険庁・年金問題は、今国会の最大の争点となっています。

あまりにひどい話です。こんなことがたとえ1件でも起これば、そんな銀行は潰れてしまうでしょう。でも、5000万件なのです。しかも、文句があるなら支払ったという証拠を持って来い、領収書を示せ、というのが社会保険庁のこれまでの言い分でした。盗人猛々しいとはこのことか!

20年も30年も前の領収書を保管している人など、どれだけいるでしょう? だいたい、過失をした当事者ではなく、被害を受けた当人が、被害を立証せよ、というのは本末転倒も甚だしい。しかもさかのぼれるのはたったの5年。5年以上前のものは時効なのだそうです。国家による大規模な詐欺だ!

参院選を間近にひかえて、さすがに安倍総理も方針を急遽変更し、5年の時効をなくし、不明5000万件の見直しを決めました。そして、5月29日、この日、社会保険庁を解体し、年金機構へ移行する法案の審議をずらし、救済法案を提案しました。1日で提案しその日に議決するような事案でもないでしょうに。

折も折、ナントカ還元水および緑資源機構の官製談合事件でも渦中の人、松岡利勝農林水産大臣の自殺がありました。年金機構法案の強行採決をずらしたのは、国民の批判を恐れてのこと、いよいよ7月22日に迫った参院選がらみで政局は一気に流動的になりました。

とはいえ、このサイトはニュースサイトではありません。消えた年金問題、社会保険庁という組織が行った数々の愚行、年金機構とは何なのか、では私たちは老後をどう自衛すればいいのか、セカンドライフ、とりわけお金の問題などなど、課題を整理し、情報発信していきます。ご期待ください。
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